呼吸器外科専門医合同委員会

The Japanese Board of General Thoracic Surgery

2023年度呼吸器外科専門医認定試験実務部会からのお知らせ

呼吸器外科専門医試験は主として「呼吸器外科テキスト~外科専門医・呼吸器外科専門医をめざす人のために~改訂第2版」に準拠し出題される予定です。

1.呼吸器外科専門医試験結果の公開
  • 過去3年間の筆記試験の合格率を公開する。
    • 2020年度 82.40%
    • 2021年度 84.70%
    • 2022年度 83.87%
2.問題数および試験問題形式

マークシート試験 Multiple choice120問予定
(原則として2枝選択形式:X2 タイプ、一部例外有)

3.試験問題の内容
I
歴史・保険診療・専門医制度
医療安全・感染対策・医療倫理
発生・解剖・組織
生理・肺機能検査
症候・身体所見・検査
II
手術手技
III
周術期管理と術後合併症
IV
循環器領域の病態
V
肺の非腫瘍性疾患
VI
肺の腫瘍性疾患(含む抗癌剤)
VII
胸部外傷・その他
VIII
気管・気管支
IX
縦隔
X
胸膜
XI
胸壁
XII
横隔膜
XIII
肺移植問題
XIV
緩和ケア
4.設問の内容と目的
  • 1)Iの歴史・保険診療・専門医制度、医療安全・感染対策・医療倫理、発生・解剖・組織、生理・肺機能検査は、呼吸器外科医の基本的知識あるいは医師として備えるべき知識を問う「想起型」の設問です。
  • 2)Iの症候・身体所見・検査、II、 IIIは、臨床経験から得られた専門的知識、臨床判断力、および問題解決力を問う設問です。
  • 3)IVは、呼吸器外科専門医に必要な循環器病態に関する設問です
  • 4)V-XIIは、領域別あるいは疾患別の概念、診断、病理、治療、手術適応、手技、術中合併症、周術期管理、術後合併症および予後等に関する設問です。
  • 5)XIIIは、呼吸器外科専門医として理解すべき肺移植に関する設問です。
  • 6)XIVは、呼吸器外科専門医として理解すべき緩和ケアに関する設問です。

掲載:2022年9月28日