呼吸器外科専門医合同委員会

The Japanese Board of General Thoracic Surgery

修練期間中に経験すべき手術

呼吸器外科に関し、以下の条件を満たしていること

新規申請

  • ・術者としてA群,B群の症例を50例以上【各群の最低必要症例数:参照下表】
    但し,術者としては開胸下手術30例以上,胸腔鏡下手術20例以上
    • ※開胸下手術······主たる手技を用手的に行う手術
      胸腔鏡下手術···主たる手技を長さ8cm以下の創から胸腔鏡下に行う手術
  • ・助手としてA群,B群の症例を100例以上
[A群,B群の具体的記載]
  新規申請 術者 最低必要症例数
※印は胸腔鏡下手術を含んで良い
A群1. 肺葉切除又は肺摘除術32例※以上
(最低25例は縦隔リンパ節郭清を伴うものとする)
2. 縦隔腫瘍摘出術
(重症筋無力症に対する胸腺摘除術も含むことができる)
3例※以上
3. 自然気胸手術又は肺嚢胞切除術5例※以上
4. 肺部分切除術・腫瘍核出術5例※以上
B群1. 気管・気管支形成術を伴う肺切除術B1~B6の中から5例※以上
但し,B1~B5のものを2項目以上、全体で3例以上含む
2. 骨性胸郭,横隔膜,心嚢,大血管切除を伴う手術
3. 胸膜肺摘除術
4. 肺区域切除術
5. 膿胸に対する手術(開窓術・胸郭成形術を含む)
6. その他の呼吸器外科手術
  • (A2) 心膜良性腫瘍・胸壁(胸膜)良性腫瘍・食道良性摘出術を含む
  • (B2) 隣接臓器合併切除を含む肺・胸壁・横隔膜・縦隔悪性腫瘍手術.
    合併する臓器として食道も含める。胸壁や横隔膜・縦隔悪性腫瘍の場合、合併する臓器として肺も含める.
  • (B3) NCD2016 年登録症例から拡大胸膜切除/肺剥皮術、胸膜切除/肺剥皮術 が適応となります.
  • * 1症例1術者とする(術者とは主要部分を執刀(担当)した者).
  • * 1症例が2項目以上の手術に該当する場合であっても1症例を2例として計算しない.

【参照】施設申請における「手術年間症例記載についての注意」も参照のこと.

  • 注1 症例は認定修練施設で実施したものに限る.施設の認定期間外における症例は無効です.
    呼吸器外科専門医制度の施設認定開始は2003年4月1日となっておりますが,個々の施設の認定時期,期間はそれぞれに異なりますので,当該施設にお問い合わせ下さい.
  • 注2 術者としての経験症例が規定数以上の場合,超過したものについては,助手症例にカウントすることができる.

更新申請

更新時必要な手術経験の内容については新規申請時に必要とされるA群,B群に掲げる内容のものとする

  • 注1 5年間に術者又は助手として100例以上の手術経験を有すること(基礎条件).
  • 注2 術者又は助手についての定義は、手術記録に氏名が明記されている者ということとする.
     ※手術記録に氏名が明記されている者は一つの症例を診療実績として共有できる.
  • 注3 更新者に限っては、認定修練施設以外の施設で実施した手術症例もカウント可.

2020年からの変更点

2020年新規申請者から術者,助手,開胸下手術数が変更となります。ご注意ください。
(A群,B群の術者最低必要症例数に変更はありません)

・術者としてA群,B群の症例を60例以上
 但し,術者としては開胸下手術20例以上,胸腔鏡下手術20例以上
※開胸下手術······主たる手技を用手的に行う手術
 胸腔鏡下手術···主たる手技を長さ8cm以下の創から胸腔鏡下に行う手術
・助手としてA群,B群の症例を120例以上


2018.3.1
一部改正
改正内容
・2020年の申請者から適応の術者,助手,開胸下手術数の変更
・胸腔鏡下手術の定義
2017.2.27
一部改正
・2018年の申請者から適応のA群,B群の具体的記載 追加
2016.6.24
補足追加
・(B3) NCD2016 年登録症例から拡大胸膜切除/肺剥皮術、胸膜切除/肺剥皮術が適応
2014.10.3
一部改正
・A群2『縦隔リンパ節郭清を伴わない単純肺葉切除術(肺摘除術)』に変更
・B群『B1~B5のものを2項目以上、全体で3例以上含む』に変更
2014.5.16
一部改正
・B群の最低必要症例数の変更
2013.11.29
一部改正
・C群がB群6に変更
・A群1術者最低必要症例数が20例から25例に変更
・A群2、B群1、B群2の注釈が追加