呼吸器外科専門医合同委員会

The Japanese Board of General Thoracic Surgery

新専門医制度による専門研修基幹施設・専門研修連携施設の申請条件

専門研修基幹施設

  • 1.呼吸器外科診療に関連する診療科(呼吸器内科,放射線科,病理診断科)が設置されているか,またはこれらが診療部門として機能していること.
  • 2.施設機能:集中治療室など急性期重症患者の設備を備えていること,医療安全管理,倫理,感染対策などの部門があり,実務とともに専攻医(※1)の研修が可能であること.
  • 3.専門研修基幹施設が中心となり,各専門研修施設が研修のどの領域を担当するかを専門研修カリキュラムに明示すること.
  • 4.指導体制:常勤の専門研修カリキュラム統括責任者1名と専門研修指導医が1 名以上いること.(※2)
  • 5.手術実績:呼吸器外科手術を直近3年平均して150例/年以上有すること.(※3)
    肺葉切除・区域切除の手術数が直近3 年平均して10 例/年以上有すること.
  • 6.CPC や合同カンファレンスが定期的に開催されていること.
  • 7.医療安全,医療倫理,感染対策などの教育講演が定期的に開催されている.ただし,専門研修単位の対象とするためには,日本専門医機構の承認が必要であること.
  • 8.National Clinical Database(NCD)の登録認定施設であること .

専門研修連携施設

  • 1.専門研修連携施設担当者がいること.
  • 2.指導体制:専門研修指導医がいること.ただし,常勤の外科専門医がいて専門研修基幹施設より専門研修指導医の応援が得られる場合はこれを可とする.
  • 3.施設機能:集中治療室など急性期重症患者の治療設備を備えていること.医療安全管理,倫理,感染対策などの部門があり,実務とともに専攻医の研修が可能であること.
  • 4.手術実績:呼吸器外科手術が直近3年平均して25 例/年以上有すること.
  • 5.National Clinical Database(NCD)の登録認定施設である.

※1 呼吸器外科専攻医

外科専門医資格取得後,呼吸器外科領域の専門医研修中の医師

※2 専門研修カリキュラム統括責任者

呼吸器外科専門医更新歴2回以上かつ日本呼吸器外科学会評議員となる資格を有する医師

  専門研修指導医

呼吸器外科専門医更新歴1回以上の医師

  専門研修カリキュラム統括責任者と専門研修指導医は同一でもよい

掲載日:2019年9月24日
更新日:2020年11月2日
更新日:2022年3月9日