呼吸器外科専門医合同委員会

The Japanese Board of General Thoracic Surgery

2014年呼吸器外科専門医認定試験実務部会からのお知らせ

1.呼吸器外科専門医試験結果の公開
  • 1)過去3年間の筆記試験の合格率を公開する。
    • 2011年度 80.8%
    • 2012年度 74.0%
    • 2013年度 70.8%
  • 2)不合格者個人の成績を以下のように通知する。 XYZのランクをつけ、問い合わせがあった場合、文書にて知らせる。
    • m-0.5SD > Xランク ≧ m-1.0SD
    • m-1.0SD > Yランク ≧ m-1.5SD
    • m-1.5SD > Zランク
    • なお、2013年度は以下の通りである。
    • Xランク:不合格者25名中12名
    • Yランク:不合格者25名中4名
    • Zランク:不合格者25名中9名
2.問題数および試験問題形式

筆記試験 Multiple choice110問(原則として2枝選択形式:X2 タイプ、一部例外有)と記述式問題1問

3.試験問題の内容
  • (1) 発生・解剖・組織
  • (2) 生理・肺機能
  • (3) 症候・理学所見・画像診断・検査
  • (4) 手術手技・術中管理
  • (5) 非腫瘍性疾患
  • (6) 腫瘍性疾患
  • (7) 胸部外傷
  • (8) 術後合併症
  • (9) 肺移植問題
  • (10) 安全管理問題
  • (11) 緩和ケア、放射線
  • (12) 心臓血管外科問題
  • (13) 筆答問題
4.設問の内容と目的
  • (1) 発生・解剖・組織、(2) 生理・肺機能は、呼吸器外科医の基本的知識を問う「想起型」の問題です。
  • (3) 症候・理学所見・画像診断・検査、(4) 手術手技・術中管理は、臨床経験から得られた専門的知識、臨床判断力、および問題解決力を問う内容です。
  • (5) 非腫瘍性疾患、(6) 腫瘍性疾患、(7) 胸部外傷、(8) 術後合併症、(11) 緩和ケア、放射線は、疾患別の、概念、診断、病理、治療、手術適応、手技、術中合併症、周術期管理、術後合併症および予後等に関する設問です。
  • (9) 肺移植問題は、呼吸器外科の専門医師として理解すべき内容を問う設問とします。
  • (10) 安全管理問題は、医師として備えるべき知識を問う内容です。
  • (12) 心臓血管外科問題は、呼吸器外科の専門医師が必要とする知識を問う設問です。
  • (13) 筆答問題は、提示された症例(病歴、画像、臨床データなど)に対し、検査や治療の方針を求める設問です。

掲載:2014年3月10日