呼吸器外科専門医制度規則・施行細則の改訂の要点
初回申請に必要な業績と研修実績
- 論文・著書
- 3編以上 * 筆頭著者論文1編以上を含む
(論文は査読制度のある全国誌以上とする) - 学会発表
- 全国規模の学会において筆頭で5回以上
(少なくとも1回は日本呼吸器外科学会総会又は 日本胸部外科学会定期学術集会で発表) - 学会参加
- 日本呼吸器外科学会総会又は日本胸部外科学会学術集会に計5回以上参加していること
- セミナー参加
- 日本呼吸器外科学会呼吸器外科セミナー、あるいは 日本胸部外科学会Postgraduate Course(旧 卒後教育セミナー)に 計2回以上参加していること
- 胸腔鏡セミナー参加
- 日本呼吸器外科学会の認める全国あるいは地方開催の当該セミナーないし講習会に2回以上参加していること
- 医療安全などに関する研修
- 医療安全などに関する研修を2回以上受けていること
(この研修は学会、医師会あるいは各施設などの主催であってもよいが参加を証明できる書類が必要である) - 手術経験
- 術者として50例以上、助手として100例以上
【参照:下表「 修練期間中に経験すべき手術」】
更新申請に必要な業績と研修実績
1.基礎条件
5年間において
- 学会またはセミナー参加
- 日本呼吸器外科学会総会又は日本胸部外科学会定期学術集会又は、日本呼吸器外科学会呼吸器外科セミナー又は日本胸部外科学会Postgraduate Course(旧 卒後教育セミナー)に5回以上参加していること.
- 医療安全などに 関する研修
- 医療安全などに関する研修を2回以上受けていること.
(この研修は学会、医師会あるいは施設などの主催であっても よいが参加を証明できる書類が必要) - 手術経験
- 術者又は指導者として100例以上
- 論文
- 2編の論文を出版又は受理されていること
*筆頭者でも共著者でもよい
(論文については査読制度のある全国誌以上とする)
*更新時必要な手術経験の内容については初回申請時に必要とされるA、B、C群に掲げる内容のものとする
2.単位条件
基礎条件の他に5年間に20単位以上の手術件数および/または論文、学会発表を おこなっていること
- 手術5件 *術者、指導者、助手を問わない
- 1単位
- 論文1編 *筆頭者、共著者を問わない
(論文は査読制度のある全国誌以上とする) - 5単位
- 日本呼吸器外科学会、日本胸部外科学会ならびに関連学会に於ける全国規模の学術集会での呼吸器・呼吸器外科に関する発表1回
*演者、共同演者を問わない - 1単位
- 日本呼吸器外科学会総会と日本胸部外科学会定期学術集会の座長1回
- 1単位
*更新時必要な手術経験の内容については初回申請時に必要とされるA、B、C群に掲げる内容のものとする
修練期間中に経験すべき手術
・術者としてA群、B群、C群の症例を50例以上【各群の最低必要症例数:参照下表】
但し、術者としては開胸下手術30例以上、胸腔鏡下手術20例以上
*開胸下手術とは、主たる手技を用手的に行うものであり、胸腔鏡下手術とは、 主たる手技を胸腔鏡下に行う手術である
・助手としてA群、B群、C群の症例を100例以上
最低必要症例数 ※印は胸腔鏡下手術を含んで良い | ||
A群 | 1. 縦隔リンパ節郭清を伴う肺葉切除又は肺摘除術 | 20例※以上 |
2. 単純肺葉切除術又は縦隔腫瘍摘出術又は胸腺摘除術 | 10例※以上 | |
3. 自然気胸手術又は肺嚢胞切除術 | 5例※以上 | |
4. 肺部分切除術・腫瘍核出術 | 5例※以上 | |
B群 | 1. 気管・気管支形成術を伴う肺切除術 | 全体で5例以上 但し、2項目以上を必要とする |
2. 骨性胸郭、横隔膜、心嚢、大血管切除を伴う手術 | ||
3. 胸膜肺摘除術 | ||
4. 肺区域切除術 | ||
5. 膿胸に対する手術(開窓術・胸郭成形術を含む) | ||
C群 | その他の呼吸器外科手術 | 5例※以上 A,B群と重複可であるが 重複カウント不可術 |
掲載:2007年7月4日